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【雑記】入社○年目という考え方について





こんにちは、こめすけです。

今日は甘えてるとか、社会への理解が足りないとか言われてしまうかも知れませんし、考えもまとまってませんが、なんとなくもやもやしていることを書く。

入社してからずっと感じてきたのですが、入社何年目だから、って言い方変じゃないですか?僕は新入社員だから、と言われるととても複雑な気持ちになります。

 

新入社員だから出来ない、というのは原因ではなくて結果ではないでしょうか。それを言ってしまったら成長はないし、改善もないはずです。書き方を知らなかった、作業を細分化出来ていなかった、そもそも作業の細分化の方法を知らなかった、など根本的な原因を掘り下げれば色々と見つかるはずです。僕は別に責任ある仕事をしたいとか、もっといろいろ経験させて欲しいということを言っているんではないんです。まぁもちろん、そういう気持ちはありますよ、少しは。でも、「新入社員だからね」の一言で終わらされてしまうことがとても悲しいです。

同じように入社○年目だから、出来る出来ないということに対してもとても違和感を覚えます。出来ないことは結果であって、何年目だろうが出来ないのであれば出来ない原因を考えて改善していくべきだし、もし本人だけで改善が無理なら、上司や周りの人で少しずつ改善できるようにサポートしなきゃいけないと思うんですよ。

このとき、その人が何年目だからって考えがあると、勝手にある程度は知っているだろうって思ってしまうんですよね。でも、実はそこにギャップがあるから、上司が「ちゃんとやれ」って言っても出来ないんですよ。例えば自転車に乗れる人は簡単に乗れますが、乗れない人にいきなり「とりあえずこげば走るから」って言っても通じないでしょ?同じだと思うんですよ。
そんなことばっかり言ってるから、会社が辛くなってうつになる人も出てくるし、出来ない人は出来ない人のまま置いてけぼりになる。

みなさんの中には、成長は自分でするものであって、組織が責任を持つものではないという考え方の人も多いかと思います。実は僕も大学時代はそうした考え方に近かったように思います。出来る人は自分で学習してどんどん成長していくし、使えない(仕事の出来ない)人は置いておけばいいやという感じでしょうか。

でも、入社して半年ほど経って考えが変わりました。会社という組織である以上、出来ない人や学習が遅い人に対する理解もしていかないといけないのではないか、と。そりゃブロガーご用達の広告報酬システムを提供しているG社とか、ほぼ日本中の企業が使ってつオフィスソフトを作っているM社とか、コンサルの代名詞的なG・S社(美神じゃないよ)であれば有能な人だけ残していってもいいかも知れませんが。大手含めてほとんどの日本の企業は平々凡々な人しかいませんよ。それなのに、いつまでも社員の成長は社員が自主的にするべきものって言ってる上司や役員の気が知れない。それでずっとやってきて、人手不足とか良い人材がいないって言ってるんだからほんと笑えない。

役職を得ると人格が変わるんだろうでしょうか?自分の会社が、ほったらかしにしておいてもどんどん成長して活躍するような”スーパー社員”がごろごろ入社するような”すごい会社”だとまだ勘違いしているんだろうか?

僕は今の日本の会社は「人材不足」と嘆く前に、いままでどれだけ社員を育てようとしたか振り返る必要があると思う。課長や部長も、研修受けさせれば教育になる、という考え方を変えるべきだと思う。OJTで先輩社員の下につかせれば仕事を覚えるなんて考えているのはいい加減にやめて欲しい。

僕は

・覇気のない中年太りのおじさん

にも

・部下を「使えない」と陰で愚痴る管理職

にもなりたくない。でもどうすればそうならないかもわかんないんだよなー。僕も今はこんな記事を書いているけど、いつかはそうなってしまうのかも知れない。とりあえずどちらに転んだとしても体系だけは維持できるようにランニングは続けようかな。

 

|所感

特になし。

 

いじょうっ!